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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「半島信徒の激增 各地で信徒講習會 大派朝鮮開敎監督部」
作者
雑誌名
『中外日報』
号数等
年月日
1937年9月8日
本文
平壌東本願寺では忠清南道平壌付近に最近朝鮮信徒の激增しつつある事實にかんがみ去月二十五日より去る五日まで鮮人信徒五十餘名のため講習會を開催し京城別院より日野了含在勤の特派をもとめ梁正黙氏を通訳として真宗概説、佛敎概説、声明作法の講習を行つてゐるが、更に時局重大の折柄道府庁警察署憲兵隊等の後援により去月二十七日には道參與官、九月一日には柳少佐の時局講演を聴いた外、官民有力者の特別講座擔當があり午後は公開講座で參集者殺到、さしもに廣い大谷會館も白衣の同胞で一ぱいになりかくの如き熱烈な講習會は内地に於いても滅多に見られないものといはれ半島同胞の佛敎への關心は先づ東本願寺によつて湧然として生起しつつある、更にこの情勢にかんがみ今後は済州島及び忠南炭洞面に於ても九月中旬及び下旬に於て講習會を開催する豫定であると、尚この講習會を機として朝鮮信徒を打つて一丸とする時局奨義團が組織されることになつた。
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